自分の漫画をWebにupしたくて3ページ描いたけど、滅茶苦茶大変だった。
まず、何を描いていいかさっぱりわからない。そこからかよって思うかもしれないが、まずそこから難しい。描きたいことなんて普通みんな持っているものなのだろうか?
とにかく描きたいものなど何もないので、描きたいものよりも描けるものを描くことにした。思い浮かんだストーリーから面白そうなのを選ぶ。細かな所は詰めない。詰めないというより、詰めることができない。できないことはやらない。それでいい。
プロットはなんとか出来上がったか、どうやって漫画に落とし込めばいいのか全くわからない。コマ割とかカメラアングルとか会話の流れとか、とにかく全然わからない。適当にやっていったらキャラAとキャラBが交互にコマに出てくるような単調な画面になってしまった。
とりあえず他の漫画を参考にしながら描いたら、なんとかそれっぽい画になった。何事も真似から始めるのが上達への近道である。という、当たり前のことをしみじみと感じた。
さて、ネームもできたし、下書き描いてペン入れしてセリフ入れてトーン貼ってベタぬってかくかくしかじかすれば出来あがりじゃーん。などと、もはや出来あがった気になっていたが、そっからが更に大変すぎた。なにが大変なのかよくわからないが、とにかく進まない。進まないから止めたいから、やっぱり進まない。仕事でもないし投げ出したって構わない、だから進まない。この進まなさ加減が物凄い苦痛だった。
振り返ってみれば、何かを止めるとき、いつも立ちはだかるのが、この進なさの壁である。また壁に背を向け逃げるのか?逃げたって構わない。描きたいものがあって描きはじめたわけでもない漫画が世に出ないことなど世界にとってはどうでもいいことだ。逃げよう。布団に入って惰眠を貪ろうじゃないか!
惰眠を貪りながらも、なんとか漫画は完成した。完成した漫画をとりあえずWebにupする。上げてから数十分して星が1つ付いた。こんな、やけっぱちな漫画を読ませてしまい、申し訳ないなとモニタ前でピザを頬張りながら思った。
漫画を描くということはとにかく大変なことなのだ。世の中にこれだけの漫画が溢れているのが信じられない。仕事で描くなはまだしも、趣味で描いている人は何がモチベーションなのだろうか?まったくもってわからない。大変すぎたので今日はもう寝よう。オヤスミナサイ。