作成したデータを分類する仕組みにカテゴリとタグがある。カテゴリの使い方は直感的にわかってもタグの使い方を知らない人は多いと思う。私も最近まで知らなかった。
カテゴリとは作成した複数のデータをその特徴ごとに分類したものである。映画で例えるならアクション、ミステリー、ホラー、ラブロマンスなどがこれに当たる。タグとはカテゴリに分類したデータ群から必要なデータを参照し名前をつけたものである。映画で例えるなら監督名、俳優名、年代、お気に入りなどがこれに当たる。その際、カテゴリに分類したデータの場所が変更されないことに注目してほしい。タグはいわばWEBページのリンク集のようなものである。リンク集を削除しても元のページが削除されることはない。
ブログを書く人の中にはタグをカテゴリのように使う人がいるがそれは適切な使い方ではない。カテゴリと同じ名前のタグをつけるのは意味がないし全ての記事にタグをつける必要もない。タグをつける側も見る側もタグの意味を理解していなければタグは混乱を招く存在になる。これはタグ機能が付いたアプリでも同じことが言える。Evernoteなど気になることをメモするアプリにはタグ機能が付いているがタグの意味を理解していなければどこにどのようなデータがあるかわからず混乱してしまう。タグは便利な機能なのでその意味を理解して情報処理に活用してほしい。
ファイリングでいうとカテゴリはどのファイルどのカラー区切りに差し込むかで タグは付箋みたいなもんか