もうやめた会社の話なんだけど、派遣法改正で10年以上勤めていたベテランのパート派遣を一斉に雇い止めにしていたんだよね。自分は当時正社員だったので直接影響があったわけではなく、別の問題でちょうど雇い止めされる人たちと同じ時期位に退職した。
所属していた10人の部署の半分はパート派遣で、その中の数人は雇用はパートながら下手な正社員より仕事ができる人だった。そういう人々が会社に結構な人数いたんだけど一斉に首を切って新しいパートや派遣を入れているんだよ。正直会社は何を考えているのか謎としか思えない。給与も待遇もほとんど変わらないのにノウハウの全くない人間に入れ替える必要あるのか?という。そして会社が今後3年とか5年で雇い止めを繰り返すつもりなら知識も経験も蓄積されて行かないし、そもそも本来パート派遣に任せるべきではないような業務を担ってくれていた人もいたので社員の負担は激増したらしい。前にいた部署では平均して残業時間が2~3時間増えてると聞いた。
そういう感じだったこともあって自分は負担が増える前に逃げた。業界的にも斜陽だし正解だったと思ってる。ただ純粋に疑問というか、どういう経営判断すればこうなるの?ばかなの?と思ってる。雇い止めに遭った人たちは定年間近な年齢の人もいて、無期雇用にしたって数年後には定年、いまから職を探すのが厳しい人もいた。そういう人くらい残してあげたっていいのに。