栄養ドリンクのCMにみる空しさ

最近たまにリアルゴールドのCMが流れており、調べてみるとロングバージョンの動画なるものもあった。

歌に興味があったら↑の動画を見てもらうとして、この動画、最後にいかにも今風な感じのオチがついている。

リアルゴールドに限らず、この界隈のCMは最近、素人目で見てもわかりやすい配慮がなされるようになった。

そして、その理由もまたわかりやすい。

近頃は過労死がどうの働き方改革がどうのとやかましく、今時長時間労働や無理な頑張りを賛美するような空気が少しでも感じられれば、

どこからともなくうるさい人らがやってきては炎上させ、鬼の首を取ったような顔をするに決まっているからだ。

まあ「24 時間戦えますか」なんてやってたらしい時代に比べれば、配慮があるだけ時代が進んだということなのかもしれない。

しかし、CMにケチをつけたところで、現実の労働環境が改善しないことには、CMだけ配慮したところで、おそらく何の意味もありはしないだろう。

CMには文句を言いやすいから文句が言われているだけで、本当の問題ははるか遠くにある。

結局、こういう重圧も、そして重圧に対する配慮も、そもそも全て空回りでしかないのではないか？

というか、CMを燃やす労力で、もっと建設的なことができたんじゃないか？

とすら正直思ってしまう。

2018-07-04