祖父母と一緒に少し遠方までおでかけだろうか。
それとも孫の方が祖父母のところまで遊びにきて、その延長での外出だろうか。
電車がとあるお洒落な店が集まっている街を通ろうとするところ、お婆さん(とは言え50代くらいだろうか)がその街について話をしていた。
いわゆるリア充だったりお洒落女子が好きそうな街なので、そのお婆さんも素敵な街であることを伝えたかったんだろう。
女の人にも人気でね、と話していたとき、それを聞いた孫の方が「そういう人達つまんなそ~!」と言ったのが耳に入った。
ゲームが面白いと思うのは自分も思うし、それだけ作る人が頑張っているのだからそう捉えるのは悪いことじゃない。
お洒落な街よりゲームの方が面白いというのは個人差があるのでどうも思わない。
けれど、そういう街にいる人に対して「つまんなそう」という彼、その口ぶりはあたかも自分の方が面白いと思っているように聞こえる。
ゲームやアニメ、漫画、それぞれクリエイトする人ならばまだしも、それをただ楽しむだけの受け手を見て、外野は楽しめるのか?
ゲームをただやるしかしないお前はどれだけ面白い人間だというのか。
自分は面白いものを知っている、というだけで勝ってる気持ちなのかも知れないけど、他の人は他で面白いことを知っているかも知れないじゃないか。
オタクは皆そうってわけじゃないけど、自分がオタクコミュニティに属しているだけに、そういうタイプのオタクを目にすることが時折あるから、そういうのを見る度に苛立つ。
それは別にオタクじゃなくてもあり得る話なんだよな。 知りもしないくせに他者をこき下ろす姿勢が嫌いなだけなんだろうよ。