ゴルフのような繊細なスポーツでは、しばしば体が動かせないという症状が発生する。
これはプロゴルファー特有の症状で、アマチュアゴルファーには無縁である。
なぜプロゴルファーに発生するのか?
それは、プロとして一流になればなるほど大事な局面でミスをするという失敗体験が積み重ねられるためである。
ミスの蓄積が脳にインプットされ続けることによって、脳の信号にエラーが起こる。
すると正常な動きができなくなり、一流のプロゴルファーが素人のようなミスをする。
これは恋愛においても見受けられる。
俗にいう「こじらせ女子」「こじらせ男子」は医学的にはイップスの症状と合致する。
アメリカ・ミネソタ州の大病院メイヨー・クリニックの研究では、すべての競技ゴルファーのうち33 - 48%にイップスの経験があるという。
また、イップル発症ゴルファーの過半数以上が25年以上プレーしている熟練競技者であった。
偶然なのか、「こじらせ女子」「こじらせ男子」の恋愛経験も25年以上だという説が濃厚だ。
14才、中学二年生の時に初恋をしたと過程すると25年後には39才。
その間、数多くの出会いと別れを繰り返すことによって脳が恋愛に対して正常な信号を送れなくなる。
発症者は、周りの者から「こじらせ女子」「こじらせ男子」などと揶揄され、人間的に問題があると誤解を招くなどの弊害をきたす。