こういう事書くと子供向けを大人視点で楽しめないのはお前が子供だから、と言われそうだし、実際そうなんだと思うんだが、摂取すると心苦しくなってしまうから仕方ない。
一見大人向けのようにも見えるがベースとなっているのはあくまで子供向けのインターフェイスやデザイン、ストーリー。
イカの方が最初からシリアスでない分いくらか受け入れられる感じがした。
任天堂のゲームはこういった悲しさに溢れていて、ゲームとしての出来の良さが分かるのに没頭することが難しい。
クレヨンしんちゃんの劇場版も苦手だ。大人帝国などが一番厳しい。
大人を横目でチラと見ながら子供向けのフォーマットでやるという事は、大人だけを見て作るという戦場からの戦いからは当然逃げているし、及ばないことを分かって作っているという点で作り手としての不誠実さを感じる。なんなら「子供向けなのに大人も楽しめて凄い」という構造は「チンピラが雨の日に子犬に餌をやっていた」に、近いずるさを感じる。
本来、子供も見るからといってクオリティが低くていい免罪符にはならない訳だし、クオリティが高ければ子供は無理をしてでも夢中になる、そういう信頼感がある作品が好きだ。
Detroitを最近プレイしたけど、これ多分小学生もちゃんと話を理解出来るし楽しめると思う。
作り手は子供を信頼してほしい!