折角の機会だからと、以前から気になっていたどこかの家具から剥がれて会議室の床に張り付いてしまった大きめの製品表示シールを剥がすことにした。
シールがそこそこ大きいのと、シールはがしがなかなかうまく機能してくれないのとで20分以上座り込んで地味な作業を続けていた。
すると近づいてきた先輩が明らかに不機嫌な様子で「おい!」とこちらに怒鳴りつけてきた。
どうやら大掃除だと言うのにちまちました作業しかしていないのが気に食わないらしい。
「いえ。なので前から気になっていた普段掃除しないようなところを掃除していました。それこそ普段の日にこんなシール30分もかけて剥がしてたらそっちのほうが白い目で見られますよね。」と冷静に返す。
するとさらに顔を赤くする先輩。
「ふざけんな!上司もみんな汗かいて掃除してるだろ!汗もかかないやつが偉そうなこというな!」
おいおいこいつまじか。
汗をかいただけ偉いなら収入ランキングの上位が肉体労働の皆さんに独占されてしまってるはずではないか。
わかった。これはあれだ。
人が気づかないような仕事をしてると誰がやってもいいような仕事を大げさにやってるようなやつに必ず批判されるあれだ。
無能なやつが自分の無能を認められないからと最後の砦をアピールしてくるやつだ。
ひがみとかじゃなくて本当にそれが有能だと思いこんでいるやつだ。
他にもやりたいことがあったけど、大掃除にはやってはだめらしいのでやめておくことにした。
だったらいつやるんだろうね。そういえば先輩は仕事でも大体そういう感じですよね。
日ごろからその先輩を下に見ていて、そういう態度が反感を買っていたんじゃね? やっていた内容の問題ではない気がする。 同じことを、その先輩に好かれている人間がやっていたら怒...
これは増田が100%正しい。 この先輩みたいな無能が、残業時間の長短で評価を下したり、 プログラムやマクロの自動化に「ズルするな!」と激怒したりする。 結果でなく「頑張ってるポ...