単純に津田大介のような胡散臭さ全開の人間が地元の芸術祭に関わるというのが嫌。
金沢市は山出保というリーダーシップのある市長が20年かけて、芸術と文化が街に溶け込んでいる景観を作り上げた。翻って今回の人選はどうだ。
あいちトリエンナーレはまだ次で4回目だ。ここで変にジャーナリズムとかメディアとかを出すと、祭り自体が鼻持ちならないものになってしまう。
文化庁とかのお固い催しにするならオーソドックスな人を選ぶべきだし、むき出しのアートに触れる原色体験を目指すならアバンギャルドな演出家を選ぶべきだ。
津田大介がやるようでは、作品や場所全てが彼自身の発信する道具として使われてしまうのが関の山だ。会期中にそれこそ東何某や茂木何某を呼んでトークセッションでもして、
「個のレベルで発信し、それが世間とリンクするという意味でアートとジャーナリズムは通じている」なんてしたり顔で発言してバズられたりするんだ。