日本の労働生産性の低さが話題だけど、労働生産性を売上/労働者数とすると、売上が主要先進国と比べて売上が小さいか労働者数が多いのかその両方かという3つの原因が考えられるんだよね
で、労働者数は確かに多いけどこれから減っていく訳だから無視して、売上について考えると、売上数量については日本人がさして無欲だとも思えないし、それは世界的に見ても割安な物価に要因があるのではないかと
だって海外旅行経験者の中にはわかる人もいるかもだけど、釣り銭の端数をキリよくするために72セントの商品に1ドル2セント払ったら2セント突き返されるようなオペレーションのアメリカのサンドイッチより日本のサンドイッチの方が安いのはワケわからんでしょ
そのように労働の価値を小さくして達成されるのがいわゆるおもとめやすいお値段なんだよ
だから割安な物価を、20年に渡って続いたデフレスパイラルをやめないと日本の生産性は上がらないしプレミアムフライデーにちょっと豊かな月末を過ごせない
ところが、インフレになって困るのは労働者の大多数を占める庶民なんだよなー 給料に反映されるのは遅いし資産家よりも少ない総資産には物価上昇はダメージが大きい
そして物価を上げずデフレスパイラルを続ける判断をしているのはデフレで損する資産家たる経営者たち もちろん損は少ないだろうが身を切ってはいる