2017-07-10

「直接経験主義」的アレ

なんか「直接に経験したものでないと、本物の知識としては身につかない、したがって直接経験が至上である」的思想を感じる意見最近良く見る。

確かに実際に経験しないとわからないものというのも有るだろうけど、こういう思想を激化させて、なんでもかんでも「直接経験」に以上に拘ってる人をみるとそれは違うんじゃないかって思う。


人が社会人として行きていく上で、必要知識の多さ広さを考えると、全部を「経験」で身につける訳にはいかない。

経験できなさそうなことだって純粋知識として知っておく必要性が出てくる場合もある。それが現実というものなのではないか

そりゃまあ理想としては全て経験すべきみたいな考えも理解できんとはいえんけど、実際問題そう出来ない人が多数だろう。


例えば、

今やグローバル化の影響で様々な国や地域の人々の文化教養として知っておくのが望ましいとされるが、

ありとあらゆる文化圏にいって実際に生活して「理解」するなんて、実際問題多くの人には不可能だ。

まあ学生のうちに何処か1カ国に留学するぐらいできれば上出来というのが現実だ。

現代貧乏学生では、それどころか海外旅行自体困難な人も多い。

本の知識だろうと、それが本の知識であって実際体験とは違う体験なのだとわかった上なら、十分「知識がある」とみなされるべきではないだろうか?

実際に経験しないと「何も」わからないはずだというのは、流石に極端な考えに思える。

「本の知識」とやらを否定する言説を言うのは簡単だが、「実際に経験しに行く」というのを甘く見過ぎではないだろうか。

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