2017-07-06

「ゆらぎ荘の幽奈さん」のエロだけ何故批判されるのか

ジャンプ女性読者から「『ゆらぎ荘の幽奈さん』がエロすぎる。昔のジャンプはこんなんではなかった」とクレームがあった。

男性読者陣からは、「ジャンプエロは欠かせない。『バスタード』とか桂正和作品とかどうなるのか。読んでないのに歴史語るな」と反発があった。

 

当初の女性も以前のジャンプエロ描写を知らないわけではないのだと思う。

バスタード』や桂正和作品は許せるけど『幽奈さん』は許せない何かがあるのだと思う。

それは何か。

 

まず『バスタード』はファンタジーバトル漫画だ。メインは主人公魔法使いのバトルなのだ。それが本筋であり、その脇に際どいポーズを取るヒロインたちの描写がある。

桂正和作品場合は、絵柄の違いがある。「劇画」と言っていいのか分からないが、単なる漫画と違った芸術的筆致なのだ。作者に描かれるエロ大人アートとして認識される。シナリオ大人になって読んでも深い男女の恋愛が描かれる。桂正和作品セックス描写必須だ。

 

一方で『幽奈さん』。この漫画はメインがエロ描写なのだ。バトルも恋愛二の次エロを描くためにシナリオが組み立てられる。絵柄は現代流行りのオタク向けエロ漫画に合わせてある。ようはギャグ漫画で出てくるようなエロともまた一線を画し、「抜かせ」にきている。

同じエロなら、ネット連載の「終末のハーレム」のほうが本誌にふさわしいと思う。ちゃんとしたシナリオがあり、エロセックス描写必然性もあるから女性読者のクレームも少ないと思う。

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