2017-06-24

アイディアマウント」を使いすぎるとバカに見えるぞ

よくビジネス書記事なんかで

アイディアを出すには」

アイディアすら出せない」

批判ばかりで対案(アイディア)がない」

 

みたいな「アイディアマウント」を見かける

 

これは「批判する」ことより、「アイディアを出す」ことの方が難度が高いということを、皆何となく理解しているからなんだろうが

殊更にアイディアを強調しマウントを掛けると、それより上の階層の人から値踏みされかねないので注意した方がいい

 

上の階層というのはつまり

批判アイディア という難度の力関係と同様に

批判アイディア計画<実行<成功<… のように難度が続くわけだが、その高難度の作業に当たってる人という意味

 

例えば「実行」が分かりやす

自分が何らかの作業を行っている時に

批判者「君のやり方は間違っている」 という人はもちろんイラッとするのだが

提案者「もっとこうしたらどうだろう?」 という人に対しても、だったら自分でやってみろよ!と思うことがあるのではないだろうか

 

アイディアを出すことより、それを実行・実現することはもっと難しく

それを更に成功に導くにはもっと難しい

例えば既に会社サービス運営成功している人にアイディアをぶつけてみると、ほとんど考慮済みだったりする

彼らはアイディア複数出すことな造作もなく、むしろその良し悪しを吟味し、計画し、実行、成功することが難しいと理解している

からそういう人からアイディアマウント」を行っている人、あるいはそれを見て喜んでいる人は「その程度の人間」というふうに見える

 

それを理解している人は、未実現のことに対して多くを語らない

実現中、あるいは実現後に初めて語り始めることが多いのだ

 

ちなみに、私は以前アイディアがいっぱい出るが、一つも実行できない現場で働いたことがある

アイディア層の住人は居るが、計画・実行層の住人が不在だったのだ

アイディア層の住人はアイディアマウントが好きで、アイディアを出した後は満足して放置してしまう傾向にある

実際に実現しようとすると、驚くほど高コストだと皆薄々気づいているのだ

実現できないする気もないアイディアを出す行為は、批判行為と大差ないとそこで気づいた

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