「アイディアを出すには」
「アイディアすら出せない」
これは「批判する」ことより、「アイディアを出す」ことの方が難度が高いということを、皆何となく理解しているからなんだろうが
殊更にアイディアを強調しマウントを掛けると、それより上の階層の人から値踏みされかねないので注意した方がいい
批判<アイディア<計画<実行<成功<… のように難度が続くわけだが、その高難度の作業に当たってる人という意味
例えば「実行」が分かりやすい
批判者「君のやり方は間違っている」 という人はもちろんイラッとするのだが
提案者「もっとこうしたらどうだろう?」 という人に対しても、だったら自分でやってみろよ!と思うことがあるのではないだろうか
アイディアを出すことより、それを実行・実現することはもっと難しく
例えば既に会社やサービスを運営し成功している人にアイディアをぶつけてみると、ほとんど考慮済みだったりする
彼らはアイディアを複数出すことなど造作もなく、むしろその良し悪しを吟味し、計画し、実行、成功することが難しいと理解している
だからそういう人から「アイディアマウント」を行っている人、あるいはそれを見て喜んでいる人は「その程度の人間」というふうに見える
それを理解している人は、未実現のことに対して多くを語らない
実現中、あるいは実現後に初めて語り始めることが多いのだ
ちなみに、私は以前アイディアがいっぱい出るが、一つも実行できない現場で働いたことがある
アイディア層の住人は居るが、計画・実行層の住人が不在だったのだ
アイディア層の住人はアイディアマウントが好きで、アイディアを出した後は満足して放置してしまう傾向にある
実際に実現しようとすると、驚くほど高コストだと皆薄々気づいているのだ