2017-04-24

不妊治療の話を聞くと死にたくなる

最近不妊治療の話を聞くことが多い。たぶん私がアラサーの女だから自然とそうなる。周りも子供真剣に考える時期だ。不妊治療の末に授かったとか、授からなかったとか。そういう話を見たり聞いたりするたびに、どん底まで気分が落ちる。

話してくれた相手は悪くない。きっと信頼して話してくれている。ネットに溢れる、不妊治療への理解のなさを訴える記事だって必要だと思う。でも、子を持つために涙ぐましい努力を重ねるその姿や価値観のものが、ものすごい勢いで私を殴りつける。

私は子供が欲しいと思ったことがない。

欲しくない理由はたくさんあるけど、欲しい人の気持ちに水を差したくないし、考えを押し付けたいわけじゃないか説明はしない。子供が欲しくないことが普通じゃないのには早くから気づいていた。でもどうしても欲しいと思えなかった。

でも世の中の人ほとんどは、ごく自然子供が欲しくなって結婚したり子供を産んだりする。自然とできるのを待つだけでなく、積極的不妊治療という努力をしてまでも子を授かろうとする。そのことが私を苦しめる。

私のような考えを持つ人間は欠陥品だと言われているような気持ちになるから子供を産みたいと思えなければ正常な人間ではないような気がしてしまうから子供を産みたいと思う気持ち尊いと思えるのに、なぜ私は実感を伴ってそう感じられないんだろう。

でもそこまで気持ち的に追い詰められても、やっぱり子供が欲しくない。子供を産むくらいなら死んだ方がマシだとさえ思ってしまう。

そして、その考えの傲慢さや罪深さみたいなもの自縄自縛されてしまい、ここのところ毎日塞いだ気持ちで過ごしている。

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