文科省からの天下り問題が注目を集めているけど、教育業界の天下りはそれだけじゃないよね。
例えば、教育系大学(学部)への教育委員会経験者や「有名教師」の天下り。
教育大学や学部から昔ながらの教育研究者を減らして、現職あがりの教師を准教授とかで迎える動きがここ数年でずいぶん進んだ。
これって、実践的な教師を育てる名目で推し進められているけど、実態は学生を教員採用に口利きするためのものになってる。
結果的に、学生は有力教員に擦り寄るだけになるし、お上にペコペコ頭を下げるイエスマン教師だけが排出されるようになった。
現場を知らない教育研究者がダメダメであるにしても、実践しか知らない教授・准教授が増加して意味不明な論文をかいてたりする。
教育大学の予算削減を狙いとして、研究系の大学教員をどんどん外に追い出して、現職上がりの教員だけとったら教師になれる学生は増えるかもしれないけど、頭を使う教師は増えない。
これまでの教員養成が良かったわけではないだろうけど、実務家教員だけで良くなるとは限らない。そればかりか利権の温床にもなってる。
そのうち崩壊すること間違いなし。
それって結局文科省の問題に帰着されるよね。