あれを“陽キャ”マウンティングとするのならば、“陰キャ”マウンティングの方がはるかにウザくて嫌いだ。
“陰キャ”マウンティングが頻繁に行われる界隈。そう、それはお笑い界である。芸人にとって学生時代を鬱屈して過ごしたというのはむしろ勲章になるのだ。アメートーークの「中学の時イケてないグループに属していた芸人」とか。
何故、芸人たちはイケてなかったアピールをするのか。その方が視聴者のウケがいいからだ。大抵の人間は望むような輝かしい青春を過ごせないので親近感を寄せる、ひねくれた毒舌芸の免罪符にもなる。学生時代もクラスの人気者だったんだろうなと思わせる芸人の嫌われっぷりと比べるとお得なポジションだ。
そうした芸風の芸人が飽和状態になるとどうなるのか。“陰キャ”マウンティングが始まるのである。
某番組で2人の芸人がトークしていた。2人とも捻くれた芸風であったため、「友達と面白いことして騒いだ」みたいなエピソードがちょっとでも出てくると妙な雰囲気になる。ふ~ん陰キャで売ってる癖にそういう思い出あるんだぁ、みたいな。
ネットでも「あいつは運動部だったからビジネス陰キャ、本当は陽キャ」や「友達いたから陽キャ」みたいな言説が起こり、もはや陽キャって何という具合に過激化している。
楽しい思い出があるやつは敵だ、というようなノリはキツい。一体何を争っているんだか。
業界の人なの? 陰キャラでマウンティングなんて一般社会でやっても 面倒な人だなって思われて相手にされないだけだと思うが