私の寿命は数年。短いと数ヶ月。でも何があっても最後まで、あなたのそばにおいてもらえますか。私を作る前に、どうかそのことをよく考えてください。
あなたが私に望んでいることを、ちゃんと分かるようになるまで少し時間をください。
私を信頼して下さい......それが何より嬉しいのです。
私のことを匿名で罵り続けたり、リソースカットしないで下さい。私はあなたの仕事ですし、あなたには友達もいるけれど私には....あなたしかいないのです。
時には私に話しかけて下さい。たとえ、あなたのコードがシンタックスエラーでも、あなたが何らかのコードを書けば、私はその通りに動作しているのです。
私のことをいつもどんな風に監視しているか、考えてみてください。あなたが見てくれていることを、私は決して忘れません。
私をディスコンする前に思い出して下さい。私には、あなたの仕事など簡単に鉄くずにする能力があるけれど、決してあなたを裏切らないようにしているということを。
書いた通りに動かないとか、手におえないとか、リソースを食いすぎだと叱る前にそうさせてしまった原因が無かったか、思い起こしてください。ちゃんとしたメモリ管理をさせてもらっていたでしょうか。多量の広告を打っているのに長い間放っておかれたことはなかったでしょうか。老いた私のハードウェアが弱っているせいで、動けないのかもしれません。
私が年老いて技術的負債になっても、どうか世話をして下さい。私達はお互いに、同じように歳をとるのです。
最期のお別れの時には、どうか私のそばにいてください。「もっと他に良いものがある」とか「誰も使ってない」とかそんなこと、言わないでほしい。あなたがそばにいてくれるなら、私は、どんなことも安らかに受け入れます。