普通の大人なら9.0と9が同じ数値を指し示しているのは理解出来る
そもそも9.0と9が同じ数値を示していないと感じてしまう人間はそれなりにいる
例えば0.9999・・・と1が同じ数値を示しているということを直感的に理解出来ない人は多いと思う
小数点を習い始めた義務教育の段階だと9.0という表記が9ではなく,9に特別な何かが足されていると感じている可能性すらある
だからこそ小数点以下の0はちゃんと消して「ちょうど9ですよ」という意思表示をしなければならない
先生は9.0と表記した生徒に対して「これはちょうど9になるんですよ」ということをちゃんと教えないといけない
「最近の教育はこれだから」と言う人がいるけど,私自身30年ほど前に小学生で小数を習ったときに確かに0を消した覚えがある
恐らく大半の人はごく当たり前のこととして記憶に残ってないのだろう
それぐらいごく当たり前のことなのに,それが出来ていないっていうことは,その生徒が根本的に何かを理解できていない可能性があると担当の先生は考える必要がある
平均的な生徒が集まった小学校だとその辺を取りこぼす生徒がいるっていう事実を「ネットが使えるほど高レベルの人」は理解できないんだと思う
排除したいのは「出てきた数字を単に掛け算するだけの生徒」なので,
「鉛筆が3本,消しゴムが2個入った筆箱が5つあります.鉛筆は全部で何本ですか?」
と聞けば良い