映像の描画がリアルだったり、シーンの描写がリアルだったりってことじゃないんだよ。
さもあり得なさそうな内容を、お膳立てだとか伏線とかであり得てしまうかもしれないように描いてしまうことが本当のリアリティでしょ。
そうやって自分の中にある常識が壊れてしまうかもしれない瞬間が面白いんじゃないか。
そういう部分をないがしろにして、描画ばっかりエグかったり、無駄にヌードにさせられる女優がいたりでがっかりだよ。
俳優の演技が迫真に迫ってるとか、そういうことじゃないんだよね。
いかにそのおかしな世界の中に溶け込んでいるかが重要なんだって。
そう考えるとやっぱり竹中直人すごいわ。
で、竹中直人という特定俳優にお布施する、と。