2016-11-05

社畜のオツムはカエル

社畜に対する「そんなにブラックならなんで辞めないの?」というツッコミに対し、社畜並びにその擁護者たちは「過労自殺と聞くと『死ぬくらいなら辞めればいいのに』と、思う人は多いでしょうが その程度の判断力すら失ってしまうのがブラックの恐ろしいところなのです」っていう感じの応答を寄越しがちなんだけどさ、これおかしくねえか?

この弁明は一見して尤もらしい。

でも一歩立ち止まって考えてみれば分かるだろうけど、そこまで追い詰められる前の段階で「アレ?」って思うでしょ。

仮に毎日サビ残漬けの終電帰りが常態化していたとしても、一週間もあれば「この会社おかしいぞ?」って思うだろうし、一月も続けば「チクショー!なんだよこの糞会社!」って思うだろ、普通

そういう段階を経ることなく気が付けばそんな生活が何年も続いていた、なーんて話はありえない。

バックレるなり、退職届を叩きつけるなり、ランナウェイするなり、誰かに相談するなり、ブッチするなり、「チクショー!なんだよこの糞会社!」段階で何らかのアクションを取るのが自然だ。

判断力が奪われるから仕方ない」論はそういう段階を素っ飛ばしていきなりのっぴきならない状況まで話を飛躍させてる。

アホか。

ただ単にあんたがなかなか行動を起こせないぐずぐずした性格ってだけだろ、それ。

こういうグズの自己正当化を聞くたびに俺が想起するのはカエルは徐々に水の温度を上げられても気が付かず、やがて茹で上がってしまうという話だ。

労働時間体感される温度なんかよりもはるかに数値化し、把握しやすい。なのに社畜どもは死ぬまで気付かないわけだ。

ゆえに社畜のオツムはカエルなのだ

  • 個人的な経験だと頭がいいか悪いかじゃなくて会社の外にまともな人間関係があるかどうかだと思う 会社の外の人間まで 「やめてどうすんの?逃げてるだけじゃないのか」 「ブラック...

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