いろんなものくれるし、送り迎えしてくれるし、ちょっと便利だなって思ってた。
でも運動神経悪すぎるし、見た目も良くないから恋人としてはちょっとなあと思ってた。
多分むこうはそれを察してるけど、それでも私のことが好きらしく、いろんなことをしてくれた。
そんな中、私はうつ病になった。
私は自分が嫌いで嫌いでたまらなくて、死にたいし、死ぬしかないと思っているし、死ねば救われると思っている。
おかげで今はなんとか生きていて、書いた遺書は押し入れにしまってあり、まだ読まれることもない。
そんな彼を私は好きになってしまっていた。
でも好きになったら逆に辛いんだ。
彼のスペックがとかではなくて、私のこの死にたい状態が回復しないことに責任を感じるようになったからだ。
私が辛くなれば彼も辛くなる。
私が自分を嫌いで辛くなることで迷惑をかける人が1人増えてしまったのだ。
今までは家族に申し訳ないと思っていたが、その対象が増えたことで、さらに生きているのが辛くなる。
死にたいけど、生きなくちゃいけないんだ、、、、
迷惑をかけない人間はいないというが、それでもその項目が多くなると私は苦しく思ってしまうんだ。
最初は恋人になんてなりたくなかったのに、今は別の意味で恋人になりたくなかったと悔やんでいる。
まるで穴の開いたバケツに水を入れるようなことを、私は周囲にさせてしまっている。
それがすごく辛い。