http://b.hatena.ne.jp/entry/kabumatome.doorblog.jp/archives/65866751.html
GPIFが5兆円の損失を出したことに関して、投資の基本も知らず損失を出したことを批判している人が多すぎて不安になる。
長期の資産運用で重要なのはトータルで大きな利益を確保することであって、必ずしも毎年継続して利益を出すことではない。
一般に、リスク(不確実性)と期待リターンは相関があり、より高いリターン(利益)を得るためにはリスクを積極的に取る必要があると言われている。
しかしながら、むやみにリスクを取ると破たんしかねないので、重要になってくるのがアセットアロケーション(資産配分)である。
必要な期待リターンを確保しながらリスクを抑えるためには、投資先を分散させることが有効である。
当然、株式の割合を大きくすれば高いリターンが期待でき、債券やキャッシュの割合を増やせば期待リターンは低くなる。
具体的には国内株式の期待リターンが年間4~5%程度、国内債券なら1%といったところだろうか。
今回はリスクを取っていたために、円高や株安の影響で収益がマイナスになっただけで、長期的にはこれまで以上の利益が出る可能性のほうが高い。
「将来的に株安になりそうだから安全資産の割合を増やして~」とかは、やる人はやるんだろうけど、予想が外れた際の機会損失が痛いのでやるべきではない。