2016-01-09

変化やイノベーションなどのネタに対して、現場ではないメディアが、情報を聞き付けて先に発信してしまう損失について。

もちろん、大衆への心の準備を促して良い結果になる場合もあるのかもしれないが、発信の仕方を間違えると損失となるケースがかなり大きい。それを以下に述べると…

フットワークの軽い知識だけの情報は、まっ先に大衆に発信され、本物が現れる頃には新規性はなくなってしまう。情報けが出回っていて、どこにそれがあるの?という謎の状態である

そして次にフットワークの軽い中身のない偽物・詐欺が本物が現れるよりも世に溢れ変える。そして市場はかなり荒れる。

また同時期に、メディアが発信するから、それに乗せられる中堅以上の企業も現れるが、こちらは詐欺ではなくサービスが不発に終わって撤退するだけ。そして「この市場ダメだ。魅力が無い」と捨て台詞を吐いて失敗フラグにいれていく。



他にも、メディアが、これから流行りは黒だ!と言い出すと、大衆は黒一色に染まり、黒以外は間違い!と言いだす。これが本当に厄介。


また、嫉妬の混ざった記事も発信され、大衆はそれに誘導される。

嫉妬感情は火がつきやすい。風評被害ますます大きくなり、情報の独り歩きが起こる。

そして身動きがとれなくなった本物は足を引っ張られまくり潰れてしまう。

その結果、「10年前から言われてるのに全然実現しないじゃん!」という状態が出来上がる。

本物が潰れると、一つ一つ積み重ねた「なぜ?こうするのかの経緯・歴史」がごっそり失われてしまう。技術というのは、ある意味、この歴史プロセスに詰まっているので、これが失われると、もうどうしようもない。つまり、その技術オリジナルその人自身というのを分かっていない。

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