2016-01-07

http://anond.hatelabo.jp/20160107140502

その意見義務教育形式を狭く見すぎてるな。科目ごとにカリキュラムを縦割りにすると時間の取り合いになっちゃうんだよ。実際は横断的に教えられることが多い。

そういう意図で「総合的な学習時間」が作られたんだけど、横断的に教える場合、生徒一人一人、興味を持つ点や進度が違ってくるので、1クラス35人とか40人じゃ絶対無理教師:生徒比1:8~1:12くらい。ディスカッション形式教師がモデレートするならそのくらいが限界。でも1クラスの人数を絞りすぎると、他のクラスメートからの刺激が少なすぎて逆効果という研究もあるので、1クラス24人に教師2人とか、30人に教師3人とかにして、必要に応じてクラス内で柔軟にグループ分けする。教科で固定した時間割もなくて、個別の生徒の進度を見ながら調整する。低学年のうちから自律的学習方法を教えておけば、進度が速い子供好奇心に任せて自分でどんどん進ませて、引っかかっている子供を集めて補強することもできる。

別に絵空事じゃないよ。そういう学校あるし。

全国一律に導入しようとすると教育予算を大幅増額せざるを得ないだろうけどね。日本義務教育は、限られた予算の中で効率的に均質なメニューを出すって点ではかなり最適化されてると思う。それだけに今ある問題は、少々時間配分を変えるくらいじゃ解決できないと思うんだよな。国家として将来のことを考えるなら、教育に金かけたほうがいいと思うんだが。

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