髪だけは美しくて、顔は赤鼻で奇形レベルのブス、一般常識皆無、毛皮を羽織るような気味が悪く奇特なファッションセンス、趣味の琴は下手で学もないし空気も読めないし間が抜けてるバカ、ただ性格は非常に純真で一途。
みたいなキャラなんだけど、光源氏が美人と勘違いして友達のプレイボーイと競って落として、顔を見たらモンスターでしたみたいなギャグ担当の姫で、あまりにも一途で徹底してブスでバカだった為に存在忘れてる間に飢え死にしそうになっていたからハーレムに住まわせて一生面倒を見てあげましたみたいな光源氏の優しさを表すキャラでもある。
彼女は自分と光源氏の関係をわかっておらず、浮気だけど素晴らしい旦那さんのお嫁さんだとずっと信じて幸せそうだ。
その末摘花を主人公にした歌舞伎があるんだが、顔は悪いが琴は見事で学もあり性格もよく気のつく健気な女性になっており自分の立場も解っている、源氏が恋人の花散里(この人も中の下レベルの癒し系ブス)に送った文が間違って届き喜ぶが、遅れて久しぶりに来てくれた光源氏の話を聞き、浮気な光源氏を捨てて心の美しさに惚れた一途な盲目の男を選ぶみたいなストーリーなのだが、全く取り柄がなく愛されなくても一途に信じて想うだけで一生裕福に暮らさせて貰えた末摘花と、ブスなだけで取り柄まみれだったから盲目の男に愛された末摘花、どちらがブスに優しい話なんだろう。
今の美的基準だと逆に美人の可能性高いな 昔の美的基準が引き継がれてくれば、今でも朝鮮系のツリ目が大多数かつ美的ランクが上になるはずなんだけど、どっから変わったのかなあ
どう考えても後者が幸せだと思うんだが、後者がダメな理由ってなんだ