■http://anond.hatelabo.jp/20150901154913

昔はよほど事情がある人でなければアダルトビデオなんてものには出演しなかった。

うーん、一般の人々にとって「よほど事情がある人」ってのが完全な他人事だから、

AV女優ってのはどんな過酷な待遇でも「知らんがな」って感じだったわけですよね。

一人の父親として考えれば時代がそうなっていくことにはとてつもない不安がある。

自分の娘が、同僚の娘が、姪っ子が、親戚の誰かがAV女優になるような事態になると、

あんまり酷い待遇だと可哀想になって、AV女優の待遇をましにしようとなる。

人って自分に関係のないと思う出来事については限りなく冷酷で、

自分に関係のある出来事だと、入れ込んで救済しようとしたがるんだよね。

それが悪いことだとは思わないな。

そもそもどうしてAV女優は卑しい仕事だと思われているんだろう？

お金で体を売ることが卑しい？ならお金で時間を売ることは？労力を売ることは卑しいか？

体を売る奴は楽をしている？そんなことないだろう。重労働だよ。

AV女優、風俗嬢、ウリ専ボーイでもホストでもいいが、

そういう職の人々が下に見られるのは、要は「性」が卑しいものとして

見られているということだと思うんだよな。

そして「性」が卑しいものとされるのは、性的魅力という資産を持つ者と持たない者の

生まれつきの格差と嫉妬が招いている事態なんじゃないかと思う。

女性は処女性が大事とされるけど、AV女優や風俗嬢も結構、結婚して引退すんだよ。

そして処女だろうと、あんまりなブスは結婚できない。

純潔さや貞淑さは後天的にどうにかなる要素だが、実はそんなに力を持たない。

圧倒的力を持つのはやっぱり先天的な性的魅力。

「つまり運ゲーじゃねえか」という身も蓋もない話になるんだよね。

だから断固として認めない人たちが居るけど、実際仕方ないわ。

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