しばらく前にコンビニのバイトをバックレて辞めたと思ったら今度は塾講師を始めて、それも今日「自転車で交通事故を起こしてしまった」という言い訳でサボったらしい。
よくよく話を聞けば、彼は高校生向けの個人指導塾講師をしており、そこで数学を教えていたのだが、
ある分野に入った瞬間に自分がその問題を解けなくなってしまったのだそうだ。
その結果、上記のような言い訳を考え、その後どうするか困ってしまったと昼過ぎに私に相談が来た。
彼の予定では、どうやらその後親族の協力を得て、「アルバイトを続けられる状況ではなくなった」という言い訳をしてそのまま辞めるつもりだったらしい。
私の意見は、アルバイトであっても必要としている子どもたちが待っているという、自分の置かれた立場をしっかりと認識すべき。
更に、教えられない部分があれば、事前に上司に当たる人間にでも相談すれば良いのではないか、ということを伝えた。
なおかつ、辞意は正面から伝えるべきということを言ったと思う。
彼とは残念ながら切っても切れない関係にあると思う。
このような相談事を持って来られて、私に解決案を考えてくれと言われるのは、正直荷が重い。
私は今も彼にとって最も良いであろう策を、考え続けている。
願わくは、彼が「責任に対する考え方が軽すぎては今後生きていけない」ということに気づいてもらえれば、私としては心配事がひとつ減るのだが。