2015-08-11

酷悪な容姿の男に声をかけられた

駿河台交差点で弱々しくて、醜い男に声をかけられた。

男の容姿は肌が真っ黒で、目が小さく、天パで、唇が分厚くて とにかく容姿が醜かった。

声は自分と同じように通りが悪い、人に何かをいうのに適していない声だ。

悪い声質ということだ。

醜い男は醜い容姿自分神保町駅までの道順を聞いた。

醜い容姿自分神保町駅の方向を指さすと、男は「高校何年生ですか?」と聞き始めた。

おそらく何かの勧誘であろう。

神保町駅の方向を黙って指差し続けていたら、男は「はいありがとうございます」と言ってそこへ向かって歩いて行った。

ショックだった。

そもそも自分高校生ではない。

父親の会社での労働もどき後で、そのために着ていた服が高校生に見えたのだろう。

なんとか自分のなかで許せる。

つらいのは、自分が弱々しいい容姿の醜い者から勧誘をされたということだ。

強引な勧誘というのは、勧誘する者は自分よりも弱い者を勧誘しようとするのがいつもである

まり弱々しい、声質が悪い、容姿が大変醜い男に何かの勧誘を食らったというのは、その男から自分その男より「容姿が醜い者」という評価をいただいたのだろう。

あの容姿が醜い男は自分のような男にしか声をかけていないはずだ。イケメン美人に声をかけるような容姿じゃないからだ。

もし、自分イケメン美女なら声なんかあんな醜い者から声なんか掛けられない。

もっと肉体的だったり、上質なものをくらえたはずだ。

街の容姿が醜い男という第三者から容姿が悪いという評価を頂いた勧誘だった。

勧誘を断れても、容姿が醜い男である自分容姿が醜い男に容姿が醜いと評価されたことを1日経った今も気にし続ける。

あの容姿が醜い男は今日自分と同程度、もしくはそれ以上の容姿が醜い男に声をかけ続けるかもしれない。

あの男の容姿が良かったら、あんな惨めな勧誘なんてしていないで駿河台上の大学で楽しんでいる強者だったかもしれないとも考えた。

会社では女性社員イケメン高身長社員に目を輝かせていた。

多数の女性社員コンピューター壁紙イケメン俳優であった。

あぁ 会社でも容姿だった。

勧誘を切り抜けたあとに入った三省堂には累が平積みになっていた。

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