私は生まれつき背中〜肩〜腕にかけて大きな痣がある。歳を追うごとに濃くなってきてる…と気づいたのはこの前の暑い日のこと。自分の背中なんてめったに見ることもないけどふと鏡で診たら酷い色をしていたんだ。そして両肩だけ皮膚が違う。
数年前からは変な出来物?みたいなのができていたんだけど見て見ぬ振りをしていた。医者に何か言われるのが怖かったのかもしれない。
良性の腫瘍ですねとのこと。うちは数年前に母が癌で亡くなってるから今後皮膚癌や他の癌に転じる可能性は大いにある。根が深いため治すには大きな病院にあるレーザー治療しかないらしい。すぐに紹介状を書いてもらうことになった。先生は口にしないものの焦ってるようにみえた。明日、これますか?と聞かれ、急だなあと思いつつはいと答えた。
明日の採血はアレルギーの検査も兼ねて。既にある金属・ハウスダストに加えて何が判明するのかなー。
ここ数年すごく肌荒れするようになってずっと悩んでいたけど医者が冷淡な口調で「あーこれは遺伝だから仕方ないですね」って言ってきてなんだかスッとした。何しても無駄みたいだ。父と母の悪いところばかり吸収してるなぁと思ったらすごく笑えてきた。
肌やアレルギーは遺伝、生まれつきのもの。仕方ないとわかっていても暑くても長袖、海も行けない、肩が見えるたびみんなに驚かれる…だから夏が嫌いで醜い身体が嫌いで10年以上ずっとコンプレックスだった。
「結婚式どうしようね」「こんな身体に産んでごめんね」って母に泣かれたときはひどく悲しかった。今でもうなだれた母のその姿を覚えてる。わたしはしょうがないよ、と声をかけて励ました。そんな母ももういない。
でも今日は記念すべき一歩を踏み出せた日。
これから少しでもよくなるかなぁ。よくなるといいなぁ。
ひとりで大きな病院に通うのはへこたれそうだなぁ。
でも、頑張ろ。何年かかってもきっときれいになる。
いつか腕を出せるように。自分のためにがんばろ。
ぼんやりとしながら一番の過疎タイムといわれる真夜中に吐き出した言葉にこんなにはてブがつくと思わなかった。 ありがとう。 じつはどんな診断がくだるか不安で不安で仕方なくて...