2015-05-16

小学校での指紋採取がなぜ問題

大抵の日本人は知らないかもしれないが、過去にはこのような問題があった。

指紋押捺制度コトバンク

https://kotobank.jp/word/%E6%8C%87%E7%B4%8B%E6%8A%BC%E6%8D%BA%E5%88%B6%E5%BA%A6-1543484

過去日本一年以上滞在する16才以上の在日外国人(主に在日朝鮮人)は役所での指紋登録義務とされていた。

それに対して日本人登録しないこと、指紋押捺犯罪者が行うものだということが差別的であるとの意識が高まり1993年制度は廃止された。

この時点で、犯罪者でもない人間から指紋採取することは人権問題である認定されるようになったわけだ。

まり小学校での指紋採取問題にしない=過去人権問題認定したことに矛盾する=在日外国人(主に朝鮮人)に対する差別

という図式が成り立ってしまうといえるのだ。

かくしてかの問題以降、行政指紋採取犯罪者扱いとして扱わざるを得ない状況になってしまった。

これで小学校事件問題になっているのが犯人認定の可否ではなく人権侵害だということがお分かりいただけたであろうか。

わたしはこの制度が終わる1年前の1992年に16才をむかえた。

その頃には反対運動が激化していたこともあってか、役所担当者から犯罪者扱いするわけではないとの説明を再三にうけたものだった。

この問題についての立ち位置を明確にするつもりはないが、そのあまりにもへりくだった対応にむしろ差別が無くなるはずがないのだと感じたものだ。

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