卒論がとっくの昔に詰んでる。
どーしてこーなったかというとやっぱり一番の理由は、俺の中に情熱がないからだと思う。
今日は昼間に研究室を抜け出して最近めっきりご無沙汰していた部室に顔を出したんだけど、麻雀狂いで留年して自分と同学年になった先輩も「今日はまだ全然書いてないやー」と言っててそれを聴いている俺(卒論まっさら)はヘラヘラしながら心臓が止まりそうになっていた。
大仰な言い方だけどそもそも、情熱がなきゃ生きてる意味ほぼないよね。
じゃあなんで俺が死んでないかというと、以前、本屋バイトの同僚だった一人の女の子のキャハキャハした笑い声が耳にこびりついて離れないせいかもしれない。
俺より一学年上(俺は一年浪人してるので年齢はタメ)の彼女はこの春から働き始めていてそれからわりと忙しそうで、でもこの前のうちの職場の飲み会に来てくれて「いやー仕事つらいっす」と愚痴をもらし始めた。
その締めに言った言葉がこれ。
「まあでも、本当に行き詰まったら今の仕事辞めてまた本屋で働くんで大丈夫っすwww」
キャハハハハハ。
なにが大丈夫なのかは今でもイマイチ分からないけど、それを横で聞いていた瞬間の俺は嵐のように救われていた。これが生きていける気がしたってヤツか!!!と感動した。
こういう卒論どうこうで喚いてる奴ってどういうレベルなん? 博士論文程度の重圧をかけたら死んでしまん?