2014-10-06

「これは映画館で見たほうがいい映画

「これは映画館で見たほうがいい映画」といううたい文句が差すものが万人でバラバラすぎてそのうたい文句が包含する映画群がずんずん拡大しつづける現象があたしはとても好きだったりする。

ゴジラ』は映画館で見たほうがいい、『パシフィックリム』は映画館で見たほうがいいと聞けばなるほど迫力のある映像表現音響表現がある作品映画館でみるべきだよと言っているのかなと思う。

her/世界でひとつの彼女』は映画館で見たほうがいい、『怪しい彼女』は映画館で見たほうがいいと聞けばふむふむヒューマンドラマ映画館で見るべきだと言っているのかなって思う。

はたまた『TOKYO TRIBE』は映画館で見たほうがいいと聞けばほうほう時代性を反映している映画は生ものから映画館で見るべきだという話なのかなと思ったりもする。

そうやって「これは映画館で見たほうがいい映画」が指す映画たちの特徴がどんどん広がっていって、最終的にはすべての映像が体験が事象映画館で上映されるモノに思えてくる。メロドラマ冒険活劇がジュブナイル映画館で上映されるものなんだって思っちゃう携帯のラプス映像が、仔猫ジャンプが、秋の夕暮れが映画館の中のものになってしまう。あたしたちの日常劇場になる。




……みたいなどーでもいいことを妄想していると毎日がとっても楽しいものに見えてくるのです。はいはいすみませんね。楽観主義者はたちが悪くて。

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