2014-02-07

子はかすがいだよ、とよく言われる

結婚して五年以上、付き合った年数を入れたら十五年近くになる夫婦だが

お互い揃って趣味が多く遊び人なため子供は相変わらずいない。

お互いの両親から子供は?と聞かれることなく(このままだと孫も見られないというのに本当に良く出来た両親と義両親だ)

のんびり過ごしているのだが、唯一子供は?と聞いてくるのが職場上司たちだ。

上司たちは社内結婚で妻を専業主婦にし、子供を二人くらい育てつつ家庭を顧みず不倫したりしてる典型的会社人間だ。

自分がもし妊娠すれば産休なり退職なりで被害を受けるから早めに聞き出そうという魂胆なのだろうが、

当のコッチは全く興味がない。

彼らが皆言うのは「子はかすがいだよ」と言う。

確かに子供がいる生活楽しいこともあるだろう。

それは認めるが、不倫ばっかりして家庭を顧みていない人達にそんなことを言われても心に響かない。

聞き流していたのだが、彼らの言う「子はかすがい」というのは「子供がいなけりゃ妻とは離婚してる」という意味を多分に含んでいるのではないかと思い至った。

子はかすがい、子はかすがい、と言っている人ほど子供がいなければ家庭が崩壊しているということなのかなと感じるようになった。

そして同時にもこう言われる「子供がいなくてもそんなに長く付き合えるなんて、仲がいいんだね」と。

確かに結婚して子供がいる友人は夫婦共通の趣味もあまりなく、結婚してすぐに子供を設けた(不妊治療などで時間がかかった人もいたが、治療に入ったのも割りと早かったので、とにかく子供がほしい気持ちが強かったのだろう)。

一方結婚して長いこと子供を設けていない友人ほど夫婦共通の趣味コミュニティを強く持っている。

子供がいなくても相手を必要とする理由があるのだろう。

勝手に親の都合で「かすがい」という道具にされている子供というのもなかなか息苦しいだろうなと思う。

子供がいて幸せな家庭もあれば、不幸せな家庭もあり、

子供がいなくて幸せな家庭もあれば、不幸せな家庭もある。

一方的な価値観押し付けをしてくる上司はめんどくさいし、こんな人間の妻やら子供やらにはなりたくないなと心から思う次第である

  • 周りの離婚した人を見ると子どもがいてもいなくても離婚してるから、今時かすがいにもならないんだろうな、とは思う。 子どもがいないからって気軽に離婚出来るわけでもないし。 ...

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