2013-03-31

芸術について

俺はこれまでまともに芸術に触れたことが無いので、これは飽くまで俺の想像しかない。

芸術には必ずモチーフがある。

奇抜なものから誰にでも美しさが分かるものまで、すべての芸術において、それが生まれて来なければならなかった理由がある。

しろそういう動機に裏付けられていることが、芸術であるための必要条件であるように思う。

こと前衛芸術の分野は人に理解されないことが多いので、芸術意味不明みたいな残念な図式が多かれ少なかれ生まれてしまっているように思うが、そこにつけ込んで

意味不明もの作っとき芸術扱いされるんだろw」

みたいなことを考えてるエセ芸術家以外は、必然性を持って制作に当たっているはずだ。

(これがつまりマイナー言語を目指すことの矛盾

一般的な美的センスに訴えかけてくる作品については、そんなに構えなくても、自分感性従順であれば良いだろう。

なんだかよく分からない、その芸術家独特の世界観に依る作品、前衛的な手法を持って表現される作品についてはそうではないと思う。

普通感性しか持たない人間がただ見ただけでは「意味がわからない」という感想しか生まれてこないのではないか

それじゃわざわざ芸術なんて見る意味がないよなあと思う。

見た人間意味が分かろうが分かるまいが、必ずその芸術作品には何かしらの真意が込められている。

特殊な人間の考えることを普通人間が完全に見抜くことはほぼ無理だと思うが、せめてその意味を探ろうとすることくらいは出来る。

俺が芸術作品を見るにあたって必要だと思うのはそういう姿勢だ。


というか普通に暮らす上でも「なんだかよく分からないものに対して多少なりとも理解しようと試みる姿勢」って必要というか、あったほうがいいよなあと思う。

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