以前、「学生時代にやってきた研究内容は、後輩へも受け継がれてるよ」と、指導教員から教えていただいた。
それは嬉しいなあと思い、後輩たちの卒論や修論を見たのだが、僕の論文に対しての引用内容が若干ずれていたり、文献の書き方(タイトルとかページとか)が正しくなかったりしたので少し泣けた。
僕はもう就職したし、業務内容も学生時代の研究とは関係なくなってしまったのだが、それでも正しく書かれていないのは悲しくなる。
自分の出身研究室は「先輩が面倒を見る」形式であったため、おそらく先輩(M1)がしっかり見れてないことが原因なのだろう。
以下は、「もしも、僕の出身研究室と同じように、M1がB4を指導するというスタイルのところがあったなら」という仮定で。
就職活動で忙しいのは凄く良く分かるけど、他人の論文を読んで、しっかり悪いところを指摘するのは大事な仕事であることを分かって欲しいな。
他人の未完成な論文を客観的な目で見て、指摘を入れること自体、就職活動で必要な履歴書やエントリーシート、小論文の執筆のヒントになるかもしれないのに。
少なくとも、他人の文を読むことで、一度自分の書いたものから離れることで気分転換にはなると思うんだよね。
指導教員に見てもらえばいいやとか先輩に見てもらえばいいやとか思わずに、しっかり責任持って書いてください。
誰でも分かるようなミスは勘弁して下さい。