憎いという感情がはっきりあった。
ちなみにどちらも怪我などにならなかったけど、
今考えると恐ろしい。
幼い頃は私が怒られた事は真似しないようにする、非常に要領よく生きる子だった。
私は「◯◯ばっかりずるい!」としょっちゅう言っていた。
妹が生まれるからといって母親の実家に預けられていたところから
むしろ怒られている記憶ばかりだ。
怒られるようなことばかりしていたので仕方ないのだけど。
叩かれる、口をひねられる、は普通。
夜、外に追い出されて、鍵をかけられたりとか。
あんたは橋の下で拾ってきた子だと言われたりだとか。
そんな時でも妹は静かに状況を見ていた。
そして私に見せつけるように親にかまってもらっていた。
子供の私は頭で理解できても、ショック大だった。
今でも誰かに褒められると異常なくらい嬉しい。
小さい頃の私は、親にかまってもらえなくて、寂しかったのかな、今やっと理解した。
よしよしってしてくれる人が居ないので、自分で子供の自分をよしよししてみる。
今現在は一人暮らしをしているが、一転して母親からの過干渉が鬱陶しい。
数日連絡しないと「警察に通報するよ」という脅しのメールが来る始末。
妹が結婚して、家を出るらしい。
「妹になにかあったら助けてやって。住所は~~~です」
お互いもういい大人なのに何を助けることが或るんだろうか?
私は未だに妹のことが苦手なのだ。