2011-06-25

http://anond.hatelabo.jp/20110625205639

綺麗だったのかどうかはともかくとして、20代のわたしがまさにその元カノたちと同じだった。

当時わたしのわがままに振り回された男性からは今、家族写真印刷された年賀状が届く。

彼の隣で控え目に微笑む奥さんは、かわいらしい赤ん坊を腕に抱いている。

あなたもきっと、この奥さんのような女性なのだろう、と想像する。

少し太った彼の笑顔は、しかし今まで見たことのないような安らぎと寛容に満ちている。

20代のころは、黙っていても男性の方から寄ってきた。

「女とはずいぶん得な生き物だ」

「まあそのうちなんとかなるだろう」

と思っていた。

30代になって数年が過ぎた今、わたしはいまだ独身だ。

彼氏もいない。

わたしは、なんともならなかったのだ。

と、今感じている。

慰めのつもりもないし、ただ感じたことを書いているだけなのだけど。

しかに彼はわたしを綺麗だ、かわいいとたくさんほめてくれた。

でも彼は、わたしを選ばなかった。

あなたのような女性が、最後は勝つ。

わたしたちを踏み台にして、彼はあなたを選んだのだ。

どうか、あなた長所が得難いものであること、あなたのような存在に憧れて遅すぎる後悔をしている女がここにいることを覚えておいてほしい。

そしてあなた婚約者にとってかけがえのない存在であることに自信を持って、彼の横に寄り添っていてください。

追記:

ブクマにて「なにそのデリカシーのない元彼」というような意見があるが、元彼たちとはいずれも共通の友人が多くいるのでわたしにだけ年賀状を送らないわけにもいかないという事情があるのではないかと。

確かにひどく傷つく人もいるというのはわかるが、わたしとしては過去を気に病むあまりわたしだけわざわざ別の体裁を準備して送るとかされたら、そっちのほうがよほど気持ち悪い。

別に送らないなら送らないでもいいのだが、送るんならば、奥さんのためにも他の知人と同じ体裁で送るのが当たり前だ。

かばうわけじゃないが、彼らと自分名誉のために書いておく。

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