勝間和代氏が、「想定外でした」ということを「想定外」という言葉を使わずに弁明するという、かなり高度なことをやってのけている。
そもそもCMに出たり原発礼賛の発言で誰かを傷つけたことを反省しているなら、「私が無知でしたごめんなさい。」で終わる話だろう。
にもかかわらず、「宣伝責任」なる珍妙な概念を持ち出して、さも自分が巨大な責任を持っている大人物であるかのように振舞っているのはどういうことだろう?
記事の反省文は、見事に教科書どおり。先に謝罪し、原因の分析と再発防止策をセットで提示する。完璧な形式。だが、原因を他者に求め、提言と称して再発防止策を他者に要求すると言うのは、盗人猛々しいと言うかなんと言うか。少なくとも蛇がムカデになるくらい蛇足。
ちゃんと自分の原因を分析して、自分がどうするかを示さないといけない。
いや、示してはいる。責任転嫁の文章にまぎれて分かりにくいが、自分の行う今後の対策は、「積極的に提言を行っていく。」ことだと言っている。
しかし、勝間氏が原因と分析している「コンプライアンス課題を認識できなかったこと」「感受性云々の事実認識ができなかったこと」は、勝間氏に物事を見抜く目がないことが原因であるのだから、「積極的に提言を行う」という対策では「勝間災害」の再発防止にはならない。
再発防止のためには、原発関係者に下した「提言」を自身にも適用して、評論家を辞職するのが最善の対策ではないだろうか。
少なくとも、その口が災いの元であったのだから、反省し、責任を取るというのなら、しばらく謹慎でもして黙るべきだろう。辞職しろとまで言うつもりはない。原発の問題が終息するまで言論活動を停止してはいかがだろうか。
いや、それは言論で飯を食っている勝間氏に対する辞職を提言するのとほとんど代わらないか。妥当な再発防止策を言うのなら、勝間氏は原発に関して正しい認識ができないことを自ら認めているのだから、エネルギー政策や原発行政に関しては今後一切発言しないのが最も確実な再発防止策だろう。
http://real-japan.org/2011/04/15/421/
・・・つーか、「宣伝責任」なんて概念、言論統制の一丁目じゃねーの?話が最初からおかしんだよ。言論人がそれ言うのは自爆行為だろう。そんな概念の存在を信じているなら、せめて周りを巻き込まず、一人で黙ってくれ。
勝間和代はオワコンだからね。
読んだけど、「ごめんなさい」以外のあらゆる内容が出鱈目で吐き気を通り越して気持ちよくなった。 つまるところあのオバサン、状況何一つ理解しないまましゃべってて、しかもいま...