ニュースサイトがまとめた弁護側の主張を見ていると「妄想障害による心神喪失状態で、妄想に支配されていて、思いとどまることは不可能だった。しょーがねーだろ障害者なんだからよー」の一本槍だったようですね。
凄い。
もしも学級裁判で隣についた人が「こいつは頭おかしいんだよ!バカなんだからしょーがねーだろ!お前らと違ってコイツはアホだから自分が悪いことした自覚もねーんだ!でもよ!コイツだって生きてるんだぜ!人間なんだよ!いつか過ちに気づく時が来る!その時にきっと全部反省するからよ!今回は大目にみてやろうぜ!シカトとか暴力とかそういうのよくないぜ!」と言ってたら、私だったら勘弁してくれと泣き出すでしょうね。
こんなのイジメも良い所ですよ。
味方の看板をぶら下げた最大の敵みたいなもんでしょう。
「コイツは頭がおかしいんだ!だから仕方ないんだ!だよな!ほらコイツも自分で「キチガイだから仕方ないよー」と言ってるだろ!」なんてことを言う人間が味方なんですかね?
まあそりゃあ生きてるだけで丸儲けと言いますか何をやろうにもまずは自分が生き残らないと反省して善行のために生きることも出来なければ、自己憐憫に浸って気持ちよくなることさえ出来ないわけですから、まずは死刑回避全ツッパが論理的には正解なんでしょう。
でも人間って結局感情の生き物なわけですから、いくら死刑を回避できても「キチガイだから死刑を回避しました!僕は死刑を回避できるぐらいのノータリンのクソマヌケです!」なんて看板をぶら下げて一生生きろってのはしんどすぎませんか?
『この自意識過剰マンにとって、プライドをゴミカスにされた人生という、死よりも重い罪を味合わせるのだ』というのが目的ならともかく、弁護人の目的はあくまで「被告の罪を軽くすること」じゃないんですかね?
これ、罪軽くなってますか?
むしろ『「頭がおかしいんだから仕方ないやい!」で散々ジタバタした挙げ句に死刑になった』というより大きな罪を背負ってませんか?
なんなんだこれ……弁護士ってのは、たとえ相手がどうしようもない人間であっても、五分の魂の存在を信じて「悪人ほど救われると御仏も言っているのだ」と言わんばかりの仁を発揮する仕事ではなかったのですかね?
本当に驚く。
いやもう色んな大事件で毎度毎度起きている光景ではあるんですが、「一発逆転狙いでキチガイ無罪主張しましょう!」を気軽に狙い過ぎじゃないでしょうか?
頭の中で電卓をはじいて普通にやったら絶対に罪が軽くならないことが分かったとしても、そこで最後にやる足掻き方がこんなんで本当にいいんですかね?
弁護士本人に聞いてみろよ
文章に知性が感じられない
まあ、弁護士は弁護しないといけないから仕方ないんじゃないの? 普通に考えて減刑できる要素がないなら、ああいう弁護しかやりようがないと思うわ 「どうせ死刑です、せめて苦痛が...