2022-07-08

自分が「理解のある彼くん」だと気付いた話

ネットミームとしてよく目にする「理解のある彼くん」という言葉

なぜか当たり前のように、自分無関係存在のように感じて消費していた。

だってまぁ、「理解のある彼くん」ってだいたい優男風のイケメンに描かれるし、

描く側のメンヘラ女も美少女っぽく描かれているから。

からアラフォーの妻と息子を持つおっさん自分とは別世界の話だと思ってた。

でも今日、この記事https://togetter.com/li/1912651)をたまたま見たら、

自分もびっくりするくらい、心の中で激しく同意していた。

特に子供を産んでからメンタルがグラッグラになった妻。

ちょっとしたことで塞ぎ込んで、仕事休みがちになり、夜中に死にたいと言って泣き出す。

俺はうつ病だと思っているのだが、病気じゃないと言って認めようとしないし、病院には断固として行きたがらない。

そんな妻を時には夜中まで慰めてやり。特に不安定な日は自分仕事を休んで一緒にいてあげたりもして。

安月給だけど、なんとか暮らしはいけるから仕事も辞めていいと伝え。

でも、自分メンタルゴリゴリ削られていくのを感じていた。

特に、家に帰ってきて常に暗いムードが漂っているのがきつい。

からネガティブ発言が出ない日はない。一日もただ笑って過ごせる日がない。

何より辛いのは、「解決に向けて動こうとする」という、男性脳的なアプローチはすべて裏目に出ること。

自分一生懸命状況をよくする方法を考えても、「気持ちをわかってくれない」と一蹴されて前に進めない。

胸の中に込み上げてくる「甘えてる」「弱い」と思ってしまう心をなんとか抑える。

でも共感力の高い女性はそんな胸の内を察してしまうのだろう。

どんなに優しくしても溝は深まる。

何度も離婚の二文字が頭によぎる。

その度に子供の顔が浮かんで振り切れない。

別れたら、妻は本当に死んでしまうかもしれない。

最終的には「捨てないで」と泣きつかれて、問題今日も先送りにされる。

ああ、そうだ、俺は「理解のある彼くん」なんだ。

そして、俺こそ「理解のある彼くん」なんてどこにも存在しないという証左でもあり、

それらは全部「理解してあげたい彼くん」であり、そして「本当は理解できないけど別れたくない、または別れられないか我慢している彼くん」でもある。

そんな「彼くん」たちに幸あれ。

  • こういう話聞いて思うけど、 もう実家の近くに引っ越すとか、 子育て支援施設にいけって言うんじゃなくて自分で言って支援頼んでくるとか メンタルを支えてもどーにもならん、物理...

  • いや、お前は「理解のあるパパ」だろ。 彼クンは別れたらいいが、パパはそうはいかんだろ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん