2022-02-21

今日読んだ本。

はてなーには耳が痛い話系。

ママがいい! 母子分離に拍車をかける保育政策のゆくえ』(松居和)

 こんなタイトルなのだが、けっこうなページ数を父親育児世界に引き込むことに割いていた。あと、お堅いタイトルだが論文の類いというよりは筆者の心の叫び的な内容で、主張の根拠となるようなデータとかは出てこないし、なんならたまに間違えたこと言ってる。日本は年々犯罪が増えてるとか(減ってるよ!)。

 国策によって日本の保育が雇用政策の為のサービスと化してしまった。それにより、保育園と親が協力して子育てをしていく伝統崩壊し、親が子育てをする機会が失われ親として育つことも子供と共に生きる喜びを感じることも出来なくなりつつある。そんな現状に著者は警鐘を鳴らす。欧米では既に半数の子供達が実の親に育てられておらず、親による虐待近親相姦少女妊娠学級崩壊いじめなどの問題が深刻化しているというのに、日本はその欧米惨状に目を背けつつ無批判追従しようとしているという。

 半分くらいは規制緩和改悪されて行く保育制度への嘆き。虐待同然の非人道的な保育が現場でなされていることの告発なのだが、後半は子供と共に生きることの喜びとか保育士という仕事から得られる幸福、親の幸福、そして最も大切な子供幸福について書かれていた。


 読み始めは眉に唾つけてこ、と思ったけど案外共感できる部分もあった。自分の子供達の小さい頃のことを思い出して涙した部分も。シンプルに、子供という存在は人に生きる喜びを感じさせる。決して子供邪魔お荷物でもない。子供と暮らすということは人を不自由にさせるが、その不自由さを補ってあまりあものをくれるのも子供であり、人を前を向いて生きようと立ち上がらせてくれるのだ。

 そんな、根源的な喜びや幸せについて問い直すというか、もはや消えつつある幸福への哀惜みたいな感じがしたかなー。

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