2020-12-14

進撃の巨人ファイナルシーズン(4期)2話までの感想ネタはバレない)

 制作会社MAPPAになった途端に作画クオリティがガタ落ちしてしまったが、ストーリー時系列おかしな改変がなくて、だいぶ分かりやすい。原作既読勢は、原作どおりだなーと思うだろうし、初見の人は、これまでの話を知らなくても、なんとなくストーリーを追えることだろう。

 という点をいいところとして挙げるのは、3期ではその辺りがどんだけ酷かったのかってことの裏返しなんだよなぁー。

 3期は、映像的な面白さの枝葉末節に拘り過ぎて、他の全部がダメになった感じだった。原作既読者が観たって、何が起きているのかよくわからない、残念な脚本だったのだ。シリーズ構成小林靖子氏はすごくいい脚本を書くひとで、私も『どろろ』とか結構好きだったんだけど、この人、何でか時系列大事にしないんだよな。何の前触れもなく時間が進んだり戻ったりして、訳わかんねー。1期はわりと普通に観れたから、2期以降は監督との相性かなんかなのかなあ。ま、進撃の場合原作ストーリーがしっかりしてるので、独自色の強い靖子節などは要らなかったかもね。

 なんて、4期の感想というより3期の悪口になってしまったな。4期の話に戻ろう。

 オープニングとエンディングが、アートっぽくてすごく良い。アニメOPEDお約束をぶち破る、斬新かつとても進撃らしい映像音楽さいこう。

 ストーリーの方はというと、筋書き通りに進んではいものの、原作で随所に仕込まれていたギャグシーンが総スルーされているのが悲しい。そんな真面目にやんないでいいのよって思った。会議実は青空会議は、笑うとこだよ!

 声優さんの演技は大体全部いい。特にガビの元気溌剌さと高慢ちきさのバランスがグッド。子安さんは子安さんなんだからもっとふざけて欲しいけど。せっかく、ジークなんだし。

 映像については、CGの多用は仕方ないにしろ目立つんよ。ガビのお父さんの頭とか動きがふわふわし過ぎだよ。ライナーに注目が集まるシーンでドローンで追跡していくみたいにライナーが徐々に大写しになる場面は、凄いんだけど作画あんまりよくなくて。

 まだ2話なので言えることはあまりないのだけど、結構悪くない感じ。

 

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