話を聞いていて、あれっ、と思った。
こちらがもう少し掘り下げてみると、やはりと言うべきか、次から次へとボロが出てきた。
投票に行く、行かないこと自体は各々の思想信条があるから問うつもりはない。問題はその後。
せっかく興味を持っているにも関わらず、新聞や雑誌、書籍など他のメディアに目を通していないのは勿体ない。
なぜ政治家ではなくてコメンテーターなのか。コメンテーターは政治家の代弁者とでも思っているのだろうか?
彼らはあくまで私見を述べているに過ぎない。政治家とは違って自身の発言が現実と食い違っても責任問題にはならないだろう。
選挙がいつも「郵政民政化!」「消費税10パー!」みたいに争点が明確なものばかりじゃないでしょ。
政治に何を期待しているかによって違うんだろうけど、基本的に時間がかかる性格のものなのでは?
極端な話だが市役所のハチの巣駆除みたいに数日で解決する問題もあれば、国の空港建設みたいに環境アセスメントやら地元住民の説得やら数十年単位でないと目に見える成果が出ないものだってあるわけで。
今まで列記した点をどれも思いつかなかった時点で、残念ながら問題意識が乏しいと言わざるを得ない。
おそらくこの人とは一生分かり合えないんだろうなとは思ったけど、これだけ生半可なオツムの有権者が一人減ったことでどこかホッとした自分もいる。