http://p-shirokuma.hatenadiary.com/entry/20170507/1494144000
個人としては社会人経験も長いので、それなりのことはやってきた。
ただ、この文章自体がイマイチだ。著者のスタンスが、「俺は内容のないコミュニケーションが大事だと思ってる」という「意見」に過ぎない。「人望」という尺度を持ち出しているが単なる好き嫌いだろう。
事実としては、「内容のないコミュニケーションが大事だと思ってると思ってる人は一定数居る」ということだ。だから、私はそういう人とも付き合うために、合わせてきた。
一方で「内容のないコミュニケーション」を無意味だと思ってる人も一定数いる。著者はその存在を忘れている。大企業にいると、偉い人への「表敬訪問」ってのがある。まさに内容のないコミュニケーションだ。表敬訪問が大事だと思ってる人とそう思ってない人のすれ違いは不幸を生む。「表敬訪問は嫌われる」で検索すると記事がいっぱい出て来る。嫌われてんだよお前ら。人望のある偉い人が「表敬訪問嫌い」って言ってるの。
挨拶でもなんでもいいから、コミュニケーションとること自体が、「私は敵意はないですよ」というメッセージになっているというのは事実。それは知ってる。ただし「敵ではない」というだけだ。敵ではないということと味方であるというのは全く別。味方になりたかったら「私は役に立ちます」ってことを言え。無害のアピールのために時間を奪うな。
男女の付き合いの中でも、コミュニケーションの濃淡には温度差がある。男性が女性からの連絡の内容の無さに「要件は何?」て態度をとってすれ違うってケースはよくある話。「女の子といちゃいちゃしたかったら、内容のないコミュニケーションでもいいから、とにかく接点を持ち続けろ!」ってのは、ハックとしては正しい。
私自身は、言葉を大事にしたい。聞き流すようなこととはしたくないしできない。意味のない質問はストレスだ。「最近どう?」っていう質問は嫌いだ。「ぼちぼちですわ」と即答するほど脳は停止してない。実際にはめちゃくちゃ考えた上で結局は「ぼちぼちですわ」とは言う。考えるだけ無駄だった。どうせ相手は聞いてない。
同じようなすれ違いは、アナウンサーとアスリートの間でもある。「勝ちました!いかがですか?」って質問。それは質問なのか?何を聞かれているかが分からない。期待されている答えは「みなさんの応援のおかげです!ありがとうございました!」って言うのが正解だけど、まぁ内容はない。オシムなら「ちゃんと質問しなさい」ってすげー怒るはず。
すれ違いはここだな。 ただし「敵ではない」というだけだ。敵ではないということと味方であるというのは全く別。味方になりたかったら「私は役に立ちます」ってことを言え。無害...
結局これもただの「意見」じゃねーか