「また同じものばっかり聞いてる」
「君がPC触ってる時、一緒にいたくない理由がコレなんだよね」
私はそう言われるたびイラッとする
私は動画や音楽で気に入ったものを見つけると、しばらくリピートして聞く
だがリピートし始めてから2~3日経ったとして、ツレがその事に気付いてた事にビックリする
それだけツレはPCのある部屋に寄り付かない
なんでわかった?
そんなに言うなら少しはこちらに付き合ってくれてもよさそうなものだが
ツレは全くと言っていいほどこちらの出し物には付き合おうとしない
ツレは映画が好きだったり、TVが好きだったりするが、私はどちらもあまり好きではない
なんだったら無くても生きていける
でもツレが「一緒に見たい」と言うから、ここ数年は食後1時間半は一緒にTVを見るのに付き合ってる
本来私は食事が終わったらサッサとPCのある部屋に引っ込んで、趣味の作業なり動画を見るなりしたい
ツレが「TVを一緒に見たい」と言うから付き合っているに過ぎない
映画についても、これを一緒に見に行きたいだの、あれが評判良いだの定期的に言って来るので、そんなに言うならとたまには付き合っている
そうは言ってもいくらなんでも興味を持てないものには付き合えない
だから見終わったらそれなりに面白いと思うし、そうなると必然的に色々感想を語り合いたい
ところが、かなりの確率でツレは内容をロクに把握して無い
「このシーンで○○が言った台詞が伏線だよね」みたいな話をしても「何ソレ?知らない。気付かなかった」と言われる
こういうやり取りを3回もすると、もうどうでも良くなって会話する気が失せる
ゲームだったり、動画だったり、マンガだったり、小説だったり、面白いと思うものは可能だったら見てもらったりした
本などは「面白いよ」と言ったらマシな方だが、続きを買っても読まない
私はせっかく二人でいるので、一人だけ面白いと思うものより二人とも面白いと思うものを買った方が得だと思っている
だから、本なら試しに1冊読ませて面白いと言わないと続きを買わない事も多い(どうしても欲しいものは買うが)
これはツレにも伝えてあるし、時には「君が面白いと言うなら続きを買う」と断った上で買う
ところが「面白いって言ったから続き買ったよ」と言っても「ああ」と言うだけで読もうとしないのである
何度聞いても「まだ読んでない」と言うだけでサッパリ読まない
それでも是非一緒にやりたい、読んで欲しいと思うものをいくつもいくつも積極的にすすめた事もある
けど、たいてい生返事でロクに取り合ってくれない
ハッキリと「自分はそれは嫌い」と言ってあるものですら、いつまでもおすすめされる
しつこい
そして、読んだり見たりしたところで、やはりそれらについて感想や面白かった点についてなどの会話が成立する訳でもない
私はかなりの手順を踏んで見て貰おうとしたり、共有しようとするのだがまず採用されない
そもそも共有以前に見向きもされない
一方でツレはそんな事お構いなし、自分のおすすめは遠慮なしで、たまには採用される
要するに何にも共有できないのだ
私がすすめるものは取り合ってくれない
仕方ないのでこちらがツレの出し物のうち、付き合えそうなものに付き合う事にするが、だからと言ってその前と後で何一つ変わらない
いや、一緒に見た映画やTVが「私にとって面白かった時」は、逆に悲劇だ
同じものについて語ろうとしてるのに、ひとつも会話が噛み合わない
「え?一体何見てたの?ストーリーとか把握してんの?」
「ストーリーとかどうでもいい。なんとなく見てる。それで十分面白い」
ツレは一体何の為に一緒に見たいと思うんだろう
少なくとも私は、人に何かをすすめる時は共有したい何かがある
すすめたものを見てくれたなら感想を聞きたいし、できれば共感して欲しいと思う
ツレはこちらの出し物には殆ど付き合わない
逆にツレの出し物に付き合っても何にも共有できない
それでいて冒頭のように、こっちが勝手にやってる事にまでケチを付けられる
これがもう十数年続いてる
ツレ:モノよりヒトに興味がある 増田:ヒトよりモノに興味がある
いや私、ツレに興味ありますよ。だから語り合いたいんじゃないですか。むしろツレが私に興味が無さすぎて納得行かないんですよ。