2016-10-23

行動には必ず理由がある

例えば直属の上司の指示に従わず、常に遊んでいる後輩がいたとして。

何故仕事をしないのか、ふざけるな、やる気がないなら帰れ等と責めたててもあまり意味はない。

上司仕事をする理由を作って、また、しない理由を除去してあげる必要がある。

彼女主観的には合理的に行動しているはずである

まり定常業務(この場合は名簿を用いた電話によるBtoB営業)を行う場合

部署人間雑談しながら友人とのLINEに集中し、ネイルを見つめネットサーフィンに精を出す場合とを比較して

それぞれのメリットデメリットを勘案した結果、自身利益があるのは後者だと判断し、実践しているということである

説教をすると、業務サボるデメリットが増える(嫌な気分になる、上司の信頼を失う等)。

これは仕事をする方向へ舵を取らせたように見えるが、ネガティブ理由では成果は出ないし、すぐもとに戻ってしまう。

必要なのは、具体的なリターンの提示(半分営業職なので歩合が出る、周囲の評価同業他社へのステップアップ等)

と取り組みたくない理由(おそらく業務の先に成果があることを実感できていないと思われる)

の除去(成果を出すための段階的かつ具体的プロセス提示とそれぞれの目標の設定および評価スキームの構築等)

である。こうして環境を整えたら放っておいても仕事をするようになる。

後は成果にたどり着くよう、適宜方向修正を加えてやるだけだ。

注意する点として、多くの場合部下は自らの判断基準自覚していない。

何故仕事をしないのか直接聞くのはNGである

そこは上司が掘り起こして把握してやる必要がある。

何でそこまでやらなきゃいけないのと思うだろうが、部下よりも上司の方が経験知識があり、裁量も大きいんだから仕方ない。

ところで私は後輩の上司ではないので、上記を実践する理由はない。隣の席で遊ばれるとやる気がなくなるので、そろそろ怒鳴り付けようかなと思っている。

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