2016-06-14

頑張って出したうんこの話

頑張って出したうんこの話です。

====

元々便秘症だったが、初めて明確にいぼ痔になってしまった。

内も外もじんわり痛く、あまりにも血がボッタボタ出るため、

なんか怖くてここ数日積極的な排便をできずにいたのだが、

流石に出さないと色々ヤベェなと思い、便意が来た際、思い切って踏ん張りにトイレに入った。

絶対にまたケツ切れるな~嫌だな~~とかのんきに考えていた。

全然出てこない。

そこまで来てる感じはあるのに、全く出てこない。

おそるおそるトイレットペーパー越しに肛門を触ってみると、

拳?という固さと圧。

流石にケツのキャパオーバーを感じるも、ここまで来ていて出さないわけにはいかないので

力を込めて踏ん張ってみるも、うんともすんとも言わない。うんこだけに。

これは今はちょっと無理だわと思い、一旦ケツの力を抜くことにした。

(ケツから力を抜くと、空気が読めるうんこはスッと肛門からどいてくれるものだ)

全然動かない。

殺すぞと思った。

普段は温厚なケツも流石に「早く出るか戻るかしろよ」といった感じで不穏な違和感を放ち続ける。

特に痛くはないけどやたらと苦しくて、

脂汗がダラダラ出てきて、眩暈クラクラしてくる。

このままトイレに籠って気長にいたすのも手なのだが、

以前うんこに踏ん張り過ぎて貧血を起こしてぶっ倒れたことがあるため、

まり時間踏ん張るのは憚られる。トイレだけに。

それに、時刻は12時。

そう、ネットスーパー配送時間だ。

配送担当のおじちゃん達がやたら時間に正確なので、

12~14時でお願いすると大体12前後に来る。

このままだと応対ができないため、ケツにはんぱない違和感を抱えつつも

なんとか応急処置トイレットペーパーでケツをグッとおさえてその上からパンツをはく)をしてトイレを出る。

今日に限って全然来ない。

5分10分と時間が過ぎるが、

12~14時指定からなんの文句も言えない。

(そもそもお世話になっている身なので文句もないのだけど)

絶えず「おっ今なら出そうですよ?」みたいな雰囲気の便意が襲ってくるも、

どうせ出ないし、トイレに入ってるうちに来られたら応対できないので

ケツほっぺを優しく揉んだり腰をほんのり回したりなどして必死にケツを鼓舞する。

気分はお産である。私はケツの夫だ。

トイレを出て15分程が過ぎた頃、ようやくおじちゃんが来てくれた。

御礼を申し上げつつ、失礼ながらドアを即閉めしてトイレに駆け込む。

ケツはもう完全に排便したがってる。

私もひり出して早く楽になりたい。

しかうんこは頑として動かない。

マジで殺すぞと思った。

この時点で最初に気張り始めてから40分以上が経過していた。

仕事(在宅)もやらねばならないので本気で焦る。

仕方なく、最終手段に乗り出すことにした。

作業によるうんこほじり出しである

長い便秘歴を持つ私だので、摘便をするのは初めてではない。

数年前、カロリ○ットに頼りまくっていた時期、

多分油が足りなくてうんこがかつてない程カッチカチに詰まり排便困難になった際に一度だけやっていた。

当時は出口付近を軽くほじったら後はすんなり出た印象だったので、

摘便さんへの信頼感は抜群だった。

今回もよろしくお願いいたしますと念を込め、

ビニル袋を被せた手をうんこにあてる。

なんか思っていた以上に固い。

数年前のはちょっとこねた油粘土くらいの固さだったのだが、

今回のはこねる前の油粘土といった感じだ。

格段に強くなっている。

とりあえず塊の真ん中らへんをほじってみるも、

小石みたいなのがポコ……ポコ………と取れるだけで

周囲のうんこはギチギチに詰まっていてびくともしない。

こんなのってない。

踏ん張り開始から既に一時間以上経っていた。

数分粘ってみるも、流石の摘便パワーでも無計画では勝てないと悟り

ケツをうまい事揉み、外側からうんこの形状を整えてからほじることにした。

今更心配しても一緒な気もするが、痔の事もあるため慎重に揉む。

この作戦はなかなかうまくいった。

小石状のうんこが一つまた一つと落ちていく。

しばらく掘った奥の方に少しやわらかい部分を見つけ、そこを中心に掘り出す。

これが良い判断だったらしく、ケツがにわかに目の光を取り戻す。

出せる!!!!!

渾身の力を込めフン!!!!!!!!!と踏ん張る。

なんか腕みたいなの出てきた。

アメリカハンバーガーショップもびっくりのラーサイズうんこがそこにいた。

体重も1kg以上減った。

これは流したら流したで便器詰まって第二戦突入か?と身構えるも、

サイズのわりに詰まることなく流れていってくれた。

完全な勝利である

ボタボタにかいた脂汗を拭いつつ、

熱気のこもったトイレから出る。

ああ、そういえば今日は涼しかったんだ、と思い出す。

トイレに入る前に作った麦茶は完全に良い色になっていた。

こうして、1時間半以上にも及ぶ死闘は幕を下ろした。

冷えた麦茶をすすりつつ、

もう痔とか排便痛とか出血とか全部無視して、今後はうんこは極力毎日出すと誓った。

---

誰かに話したくて仕事ほっぽいてアカウント作ってまで書きに来てみたものの、

いざ書いてみたらしょうもなさすぎて震えている。

うんこだけに、お目汚し大変失礼いたしました。

読んでくださった貴方様はどうか善い排便ライフをお過ごしください。

  • 全く同じ経験したことありますよ! 自力摘便しようとしたところまで完全に一致www 無事に出てきてくれて本当に良かった…お疲れ様でした。 私は摘便してもどうにもならなくて、...

  • 下痢っぽい俺だが、便秘症の人とどっちが辛いんだろう…

  • ああ辛かっただろうねえ・・・読んでてもつらさが伝わるよ・・・ ならないのが一番だけど今度なったときね、 薬局に売ってる水酸化マグネシウムの瓶のやつ一気飲みするといいよ そ...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん