2015-10-04

ひょっとして俺がやらされた組体操の練習は珍しいものだったのか

10ピラミッド関連のニュース組体操話題を良く目にするようになったが、周囲の『体験記』を読んでいると自分体験したものと割と差があるように感じた。

以下、自分がやらされた時の組体操特にピラミッド)。

組む練習<<<崩す練習 だった

一言で言えば「受け身」の練習が8割。「怪我を防ぎつつ失敗する為の練習」とも言う。

具体的には以下のような流れだった。

■(1/3)基礎講習

最初にみっちり座学をやった。体を動かしながらだったので完全に座学でもないが。

  • 参加役としては、危険姿勢安全姿勢を具体的に叩き込まれ咄嗟の時でも慌てて危ない姿勢を取らないよう反復練習をさせられた。
    • 手足は伸ばすと危険だが深く曲げるとそれはそれで危ない。補助役を信じて脱力せよ、とか。
    • 舌を噛むから口は絶対に開けるな、とか。
  • 助役としては、人体を支える為の体幹や心構えなど。
    • 落ちる人間を支えるには最低3人であたれ(事前に役割分担をしておけ)とか具体的にどこを支えろとか。
    • 参加役が怪我をしたら補助役のせいだとか、ちょっとでも危なかったら手と声を出せとか危機管理の話。
■(2/3)実践初期

基礎講習を実践に移す。

10人1組を作って参加役6:補助役4で分け(内訳はローテーション)、3段ピラミッドを作る。但しとにかく何度も、色んな段階で崩す(失敗する)よう指示されるのでスムーズに組んでスムーズに終わるパターンはとても少なかった。

誰が補助役になっても安全に失敗できるレベルまで繰り返し、習熟させられた。

※この段階で擦り傷などの小さな怪我は頻発していたが、所詮は3段なので大怪我というほどのことはなかった。

■(3/3)実践発展

段数を少しづつ増やしていく。

うちの場合、最大のピラミッドは8段(36人)だったと思うが、その山の補助役20人以上居て、各員の分担もきっちり決められていた。

2/3の段階で真剣味に難があったり習熟が浅かったりした生徒は、5段程度の小ピラミッドに回された(その山にも10前後の補助役がつく)。

本番では、全体の3割以上の生徒が補助役だったことになる。

これって一般的

自分体験したせいで、どこの小学校でも大体上記のようにやってるもんだと思い込んでたけど、そうでもない…のですよね?よその小学校ってどんな安全対策とってるのでしょう。

例の事故に関する私見

  • 昭和50年代の静岡県浜松市の富塚小・北部中だけど、 ・座学無し ・高くても3段か4段。 ・補助役無し 基本的に、一連の組体操の練習の途中にピラミッドがあるだけという感じで、 体格...

    • 段数が低いとはいえ補助役なしとか超恐ろしいです。4段でも潰れたら最下段の生徒が危険なのでは。 (上に乗ってる生徒が「安全な潰れ方」を承知していればそこそこ安全でしょうが、...

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