デブサミ2014に行ってきた。
うすうす感じてはいたことだが、エンプラ系受託SI業界とWeb系業界での差が開いている。ということを肌身で実感することができた。
会場を見渡しても受託SI系の参加率は低いように思われる。
Twitterを見てると、「有給とってデブサミ」という人が多いようだ。
これは、いわゆる受託SIの人たちには、
・デブサミに参加しても日頃の業務とかけ離れすぎていて得るものがない
・受託SIで働くSEの人たちには、デブサミで話されているようなことは興味がない
・興味を持っていたとしても、メーカー主催の研修とかと異なり、上司が参加を許可してくれない
のいずれかではないかと勝手に思う。
そんな中、初日の会場で盛り上がっていたのは、DeNAの新人研修に関する講演だ。
そんな中、初日の会場で盛り上がっていたのは、DeNAの新人研修に関する講演だ。
【13-A-4】新卒エンジニア研修ですべきことできること(関口亮一〔ディー・エヌ・エー〕)
https://speakerdeck.com/ryopeko/devsumi2014-dena-bootcamp2014
講演によると、DeNAは2013年に70名の新卒採用をしたらしい。
公式HPによると、2013年3月末時点の社員数は、「連結:2,108名(単体:935名)」とあるから
70名の採用は、単体では7%(ざっくり10%)にあたる増員をかけている、ということになる。
http://dena.com/company/overview.html
思い返せば、2000年頃の受託SI業界は、成長しているところは70-100名くらいの
成長する業界に人は集まる。単純にそういうことかもしれないけど、ITを志す人たちの
就職先は受託SIだけではなく、DeNAやGreeやCookPadのようなWebで
サービスを提供している会社も当然だけど視野に入っている。ということだし、逆にいう
とそれだけ「単なる受託SI」には関心が薄くなっている。ということなのだろう。
そんなことを考えていたら、日経コンピュータの記事が目に飛び込んできた。
「悪弊を絶つ 2015年問題がIT業界に迫る覚悟 (2014年2月6日号)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NC/20140131/533803/?ST=NC
ここでいう「2015年問題」は2015年にやってくるといわれるIT受託業務の集中、すなわち
「マイナンバー制度」「みずほ銀行のシステム刷新」にかかわる大規模需要で慢性的
これだけ受託SIとWeb系の差が開いているにも関わらず、受託SIではまだまだ人不足の
状態が続くと、受託SI側には「まだ大丈夫」という意識が働き、本当の意味での改革
が進まないと思われる。いわゆる「ユデガエル」状態だ。
日経コンピュータの記事では処方箋というか、こうした受託SIから早々に脱却した企業
デブサミって所詮参加費無料の内容スカスカセッションを講師同士が後で酒飲むため、参加者はガジョ園行って有名人見てなんかリフレッシュと勉強したような気分になるためだけにあ...