2011-10-26

サイレントクレーマーは凄くないけど食べログは凄い

飲食店不愉快な思いをしたけど

ちゃんと文句を言えないってことあるよね。


なんといっても、周囲の人のごはんをまずくするのは悪いし。

経緯の分からない人には「クレーマーかよ」みたいな視線を向けられるかもしれないし。

店員さんが逆ギレ風だったりつっけんどんだったりするかもしれないし。

そうやってその場で口で指摘したり交渉したりすること自体に

「はしたないこと」として非難する風潮が日本にはやっぱりあると思う。

はてなでもそういう人が多数派みたいだし、私にもその感覚はある。


そこでよく「黙って帰って二度と行かなければいい」という人が居るけど

個別の客が行かなくなったところでそれが余程積み重なるまではお店は痛くもかゆくもないし、行ってみると泣き寝入りだ。

サイレントクレーマーはあんまり効果が無いし、被害者は出続ける。


とにかく!

いろんな理由で、飲食店で受けた嫌な思いや明らかに変な扱いについて

モヤモヤした気分でスルーしてしまうことがわたしは多かったし、

同じような人は日本では少なくないと思う。


そこで!

食べログは凄い。

お店であったことを

きちんと落ち着いてから文にして世に問うことが出来る。

お店の人も読むかもしれない。

これは凄い機能だと思う。

地元ネットワークをもつ古株おばさんとかでなくても

自分が体験した良い情報と悪い情報をたくさんの人と共有できる。

人によっては「陰口みたい…」ってネガティブな印象を受けるかもしれないけど、そんなことない。



よく使ってる人はわかると思うけど

悪いレビューが複数あるところにはやっぱりそれだけの理由がある。

たまに「書いてる人の方がおかしいかも…」っていう怪しい悪いレビュー(ややこしい…)があるけど

それはその人の文章とか他のレビューとか見ればほとんど区別がつく。


わたしもこれまでにどうしてもひどいと思ったお店3軒について、悪いレビューを書いた。

・並ばせた列を把握しないで私含めた多数の人の順番を飛ばしていたお店

マスタースタッフの一人を凄く嫌な感じにずーっと叱ってる(別の日にいっても同じ!)お店

・信じられないものがお料理に混入していたお店

の3本。


悪いレビューを書くとき特に

感情的にならずに事実を書くように心がけているし、

いつもはお店のよいところを紹介するようなレビューを書いている。

これは、自分レビュー情報価値を落とさないために重要なことだ。

自慢ではないけど私のレビューは良いものも悪いものも参考票が結構多くつく。


良いレビュー場合、参考票がついてたくさんの人と共有できると、

お客にもお店にもちょっと役に立てた気分でうれしい。

悪いレビュー場合、参考票がついてたくさんの人と共有できた時点で、

いやな体験が昇華されて心がスッキリする。


これらって、サイレントクレーマーにはないポジティブ効果じゃないだろうか。

  • まあ比較的フェアーで穏当順当な恨み解消装置ではあるよな。 つら突き合わせてガーガー言わない日本人の習慣にもマッチしとるわ。 これから問題が起きるとすれば ステルスマーケテ...

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